June 21, 2021

分散型 ID ファウンデーション (英:Decentralized Identity Foundation「DIF」)

5 MIN READ – TEAM XSL LABS

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分散型 ID ファウンデーション

(英:Decentralized Identity Foundation「DIF」)

この世代の日常生活では、プライベートとビジネスのデジタル・アイデンティティが必要になります。家族、ネットでのユーザー、企業等とコミュニケーションを取るために、様々のサービス、アプリ、デバイスを利用していて、デジタル・アイデンティティが使えなくなったら、ネットがなかなか利用できなそうです。しかし、我々のデジタル・アイデンティティのコントロールを、実は失ってしまい、ビッグテック企業が我々の情報のおかげで沢山の利益を得ています。

例えば、Facebookから5億3300万のユーザーデータが流出され、史上最悪のデータ漏えいになっていました。 (*1)  この事件は、個人データの管理を第三者に委託することがとても危ないと指摘しています。サービスやその他のアプリケーションへのデータの提供に同意するシステムより、分散型IDシステムの方は、自分自身のデータの支配権を取り戻し、すべてのデジタル関係者とユーザー間の信頼関係を確立することができます。

2017年5月に、分散型IDファウンデーション(DIF)が設立され、オープンエコシステムを開発し、すべての参加者間の相互運用性を確保するための分散型IDコミュニティを構築することを目的としてい​ます。

Joint Development Foundation(JDF)はDIF団体を作成し、現在JDFはLinux Foundationの一部であり、分散型アイデンティティ業界(大小を問わず)のすべての関係者間の共同開発を目指しています。オープンソースのブロックチェーンプラットフォームのHyperledger(ハイパーレジャー)はこのLinux Foundationによって開始され、分散型アイデンティティ業界において、ハイパーレジャーと​マイクロソフトはとても有名である会社です。Linuxでは、現在、約100人のメンバーと多くの貢献者がいます。

XSL Labsの目標は、SDIサービス(セキュア・デジタル・アイデンティティ)の周りに、エコシステムを作成することです。ホワイトペーパーに記載されている通り、我々は、分散型IDとその相互運用性に関連する標準の出現に向けた開発をサポートし、DIFの作業に参加したいと考えています。

標準化の2つの要素:相互運用性とオープンソース

団体のアプローチは、相互運用性とオープンソースという要素に集中しています。

この特性は、分散型IDセクターの多数の関係者を結び付けるために不可欠であり、すべての関係者(現在と未来の関係者)が作業のベースとして使用するファンダメンタルズ(基礎的諸条件)を確立することを目的としています。

相互運用性とは、あるシステムが他のシステムと連携し、相互に機能し合うとのことです。目標は、さまざまな関係者が作成するツールが相互に通信できるようにすることです。DIDは、近い将来、現在の銀行カードやIDカードと同じように、デジタル世界における不可欠だと信じられています。

したがって、独占禁止法・交換・コミュニケーションを促進するために、DIDとDIDのエコシステムの標準を設計する必要があります。つまり、アクセスや実装の制限なし、製品やシステムが他の製品や既存・新規システムと機能する能力を持っています。

相互運用性に加えて、財団は「オープンソースコンポーネント」を確立することを目的としています。実際に、財団の実装が一般の人々に利用可能になることで、コードが自由にアクセス可能・再配布可能になることを意味します。コラボレーションして開発された技術がただの特許に限らないことを目的としています。これは、財団によって開発されたプロトコルとシステムの標準化に沿ったものです。それは、財団によって開発されたプロトコルとシステムの標準化に適合しています。財団のメンバーが将来、コンペティターになる可能性があるとしても、現在、メンバーは一緒にさまざまなプロジェクトに協力して貢献し、専門知識を共有して、将来の業界標準を開発しています。

分散型アイデンティティのリスクもリターンが高いと言います。関係者とユーザー間の信頼関係を作るため、または、自分自身のプライバシーとセキュリティを保護できる、自己主権型アイデンティティの概念を「復活」させるために、これから、分散型アイデンティティは不可欠になります。そして、分散型アイデンティティの基礎を確立するために、すべての関係者は中立的な場所で相互作用することができ、共通の利益を促進し、将来の技術的障壁を回避するために調整する必要があります。スタックは、制限なしにすべての人が利用できるようにします。

3つのレイヤー:

DIF

財団の活動は、分散型識別子の3つの主要な側面に焦点を当てています。

最も低いレイヤーには、DIDがあります。ブログやYouTubeビデオでは、この分散型IDについてすでに解説しました。

レイヤー#2は、2つのDIDサブジェクトの間の接続、特にDIDCommの間の接続をセットアップします。 DID Commは、インターネット(Bluetoothなど)に限定されることなく、通信手段に関係なく、DIDサブジェクト間でのもっと安全でプライベートな認証接続方法です。

ワーキンググループは、DIDとキーの交換が通信を開始できるようにするプロトコルにも関心を持っています。

監視についてのリスクを回避するために、この接続方法は匿名である必要があります。

最後に、3つ目のレイヤーは、接続ができた後、2つのDIDサブジェクトの間の情報を交換します。これは、VC(検証可能なクレデンシャル)の発行と、VCの発行者から所有者へのVCの送信、および所有者から要求者へのVCの送信が含まれます。 これは、関係者間のチェーン・オブ・トラスト(信頼の連鎖)を作成し、情報の送信を最小限に抑えるために行われます。

したがって、財団のワーキンググループは、この3つの側面に関する技術基準の確立を目指していますが、これらに限定されるものではありません。そして、データ保存とデータ同期に関する作業が行われています。

この財団は、World Wide Web Consortium(W3C)、Hyperledger、mydata.orgなどのさまざまなコミュニティをまとめる相互運用性に関するワーキンググループの一部です。

オープンスタンダードへ

標準の開発は、財団の活動の「中心」と言われます。このように、財団の作業は、Webテクノロジの互換性に関しての促進を担当するW3Cなどの標準化団体が承認できる標準を定義しています。

財団は、システムの相互運用性を証明するテストとプロトコルを実行する必要があります。 このシステムは、財団のさまざまなメンバーと貢献者のコラボレーションの重要性を示しています。

XSL Labsは、他のDID関係者と協力して、分散型IDが定義された技術仕様を開発し、将来、分散型アイデンティティ業界を統治する標準の出現に参加したいと考えています。


(1) https://www.businessinsider.fr/us/stolen-data-of-533-million-facebook-users-leaked-online-2021- 4
(2) https://identity.foundation/

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